| 第39回「科学技術社会論研究会」ワークショップ |
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第39回「科学技術社会論研究会」ワークショップ「産学連携政策の行方を問う―大学の社会的機能を中心として:その2」2004年5月22日(土)9:45-18:15 「科学技術社会論研究会」では、来る2004年5月22日(土)に、以下のワークショップを行います。ご関心をお持ちの方にご案内いたします。 準備の都合上、参加の方はお手数でも、10日前までに下記事務局(担当中村)までその旨ご連絡願います。会の1週間前には、発表梗概などの資料をお送りします。定員があります。ご承知おきください。 本研究会は、焦点の特定テーマを巡るone-day workshopであり、講演会ではありません。今回のテーマに関して、ご自身の課題、また発言されたいことなど、一言お書き添え下さい。討議の際の資料にさせていただきます。(先の38回ワークショップの際に頂いております方はその限りではございません) また、終了後、同会場で簡単な懇親会(会費約1000円)があります。研究交流を深められたらと思います。参加の方はこの点も10日前までにお知らせください。 この案内は、転送自由ですので、ご関心の向きにお知らせください。 事務局では、随時、研究会企画の提案を受け付けています。詳しくは、ご相談ください。 事務局: 1.ワークショップの目的先の、第38回研究会では大学の多様な社会的機能を「ナショナル・イノベーション・システム」の観点から理解するべく、特に産学連携政策に焦点をあてて批判的検討を行なった。議論においてはわが国で現在進行中の産学連携政策がアメリカ型システムの直輸入ではないかという問題提起があり、日米それぞれの産学連携の歴史に遡ってあらためてこの10年来の政策の意味を捉え直す必要が主張された。また、大学の「多様な」社会的機能の検討を目指しながら、議論が大学のもつ研究機能、知識生産機能に引きずられ、その視点からの産業との連携に偏りがちだったのではないかとの指摘もあった。 そこで今回は、産学連携が注目される背景にさかのぼり、産学連携の意義と問題性を討議する。また、大学の社会的機能をどうとらえ、社会制度としてどのように維持するかは、科学や技術を深く内在させた現代社会にとって本質的な問題である。ワークショップでは、可能なかぎり産-官-学関係や高等教育政策も展望しながら、わが国の産学連携政策を考え直したい。 2. ワークショップの時間割9:45-10:00 趣旨説明 10:00-11:00 話題提供1(討論30分を含む。以下同) アメリカでは19世紀後半に州政府が州経済のために州立大学の工学・農学を支援したが、連邦政府の役割はきわめて小さかった。連邦政府から資金を受け取ることは学問の自由が脅かされることになるとさえ考えられていた。第2次大戦をきっかけとして戦後は連邦政府から基礎研究の資金が大学に供給されるようになった。しかし、大学の研究支援は、国全体の科学技術予算同様、きわめて分権的に戦略性のない状態で行われてきた。一見、非効率だが資金そのものが潤沢であったことから、その成果が1990年代のハイテク技術となって結実している。 11:00-12:00 話題提供2 「中央研究所の時代から産学連携の時代へ」,営利企業の研究開発の視点からは,時代の方向を,こう要約できるだろう。この転換の背景に,自前主義から連携協力へ,大企業から中小ベンチャー企業へ,という変化が並行する。 12:00-12:30 レスポンス1 昼食 13:30-14:30 話題提供3 日本の産学連携は学問を産業振興の方法論の一つとして位置づけた明治初期にさかのぼる。しかし、国家機関としての大学が企業と顕示的な接触をもつことははばかられた。教授と企業の個別接触を促進したのが、大学への寄付金が寄付者の意向で配分されることを定めた「官立学校および図書館会計法」(1890)であった。戦後の占領政策下には、逆に公正取引法の思想のもとで国家公務員たる大学教官の企業との接触が強く制限された。ここでも「奨学寄付金」制度が資金ルートとして機能する。それは卒業生リソースとのバーター取引の面も持つようになっていった。 休憩 14:45-15:15 話題提供4(討論10分を含む) 従来の日本では、大学の新卒者には業務に必要な技術や知識はあまり求められず、新人研修や社内教育で企業が人材を育成することが多かった。 15:15-16:15 話題提供5 先進国の社会-経済システムは、1970年前後にいわゆる知識経済の段階にはいった。その環境のもとで、大学は知識の生産と分配をおこなう経済的主体として新たな役割を果すことになった。組織と機能における改革が開始され、変化は社会と高等教育システムの相互の連関に及んだ。冷戦構造のもとで古いシステムが生き残り、変化は曲折に富んだものとなったが、主として80年代のアメリカでは、大学それ自体の創意に基づく多様な試みが展開され、政府や産業界を巻き込んだ潮流となってゆく。すなわち80ー90年代の大学主導の地域活性化アメリカンモデルが形成される。この間の展開を歴史的に分析し、現在進行中の日本の大学システムの変化、とくに「産学連携」のシステムとその運営について考察する。それに基づいて、将来のあるべき大学像についての問題提起を行う。なお日米の比較に関して特に留意すべきことは以下の点である。 休憩 16:30-17:00 レスポンス2 17:00-18:15 総合討議 18:15-19:30 懇親会 お問い合わせ・連絡先科学技術社会論研究会・事務局 |
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